お子さんのバッティング、その「傾き」は成長の証です! 少年野球の親が知っておきたい、本当の理由


少年野球のお父さん、お母さんへ。

お子さんがバッティング練習中、スイングの時に頭がホームベース側に傾いているのを見て、「これで大丈夫なのかな?」と心配になったことはありませんか?

BoX Baseball のスクールに通う子の保護者の方からも、同じようなご質問をいただきました。その答えは、「はい、大丈夫です」


頭が傾くのは、お子さんが成長している証です!

実は、この「頭がホームベース側に傾く」という動きは、体が効率よくパワーを使えているサイン。一流のプロ野球選手も無意識に行っている、理にかなった動きなんです。

この動きの秘密は、**「軸足の股関節」**にあります。

  1. 地面の力を使うスイングの瞬間、軸足の股関節からグッと力を込めて踏み込み、骨盤を勢いよく回転させます。この地面からもらう力が、バットに大きな力を生み出す元になります。
  2. 身体が「くの字」になる骨盤の回転に引っ張られるように、お子さんの体は自然と「くの字」のような形になります。これは、体の中心ではなく、**「前足の股関節」**を軸にして回転している証拠。この回転軸こそが、力強いスイングを生み出す秘訣なんです。
  3. 頭も自然に傾く体が「くの字」になると、上半身がホームベース側に少し傾きます。その上に乗っている頭も、当然ながら同じように傾きます。この傾きがあることで、低めのボールにも対応できる柔軟なスイングが生まれます。

もしかして、こんなスイングをしていませんか?

逆に、もしお子さんのスイングで頭が傾いていないなら、それは成長のチャンスかもしれません。

頭が立ったままのスイングは、**「自分の力だけで回転している」**可能性があります。本来使うべき軸足からの力をうまく使えず、手先や上半身の力に頼りがちなスイングになっているかもしれません。

頭がホームベース側に傾くスイングは、お子さんの体が成長し、正しい体の使い方を身につけている証です。どうか安心して、温かく見守ってあげてください。


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