【野球少年ママ・パパ必見！】「運動神経の土台」を築く！プレゴールデンエイジ（5〜8歳）にこそ大切なコーディネーショントレーニング
皆さん、お子さんの運動能力について「うちの子、運動神経いいのかな？」「どうすれば野球が上手くなるの？」と悩んだことはありませんか？
特に、小学校に入学する前後、だいたい5歳から8歳頃のお子さんは、実は将来の運動能力を大きく左右する**「プレゴールデンエイジ」**という特別な時期にいます。
この時期にカギとなるのが、特別な筋力トレーニングではなく、**「コーディネーショントレーニング」**です。なぜこのトレーニングが重要なのか、BoX Baseballが詳しく解説します。
1. プレゴールデンエイジは「神経回路」が爆発的に伸びる時期！
この時期は、医学的にも運動能力に関する神経系の発達が最も活発になる、まさに「奇跡の成長期」です。アメリカの医学者スキャモンの発育・発達曲線によると、神経系は5歳までに約80%、12歳頃にはほぼ100%完成すると言われています。
プレゴールデンエイジとは、神経回路が張り巡らされ、運動能力の「土台」を作る時期のこと。例えるなら、家の設計図を描き、基礎工事をしている段階です。この基礎をしっかり作っておかないと、ゴールデンエイジ（9〜12歳）でどれだけ技術を教えても、効率よく吸収できません。
なぜコーディネーショントレーニングが必要なの？
「コーディネーション能力」とは、簡単に言えば**「脳と体が連携して、体を思い通りに動かす能力」**のこと。
野球で考えてみましょう。
- 飛んでくるボールまでの距離を測り（定位能力）
- タイミングよくミットを出し（リズム能力）
- 全身を連動させて（連結能力）
- キャッチする（識別能力）
これらの複雑な動作をスムーズに行うためには、神経回路を増やし、強化しておく必要があります。これが、コーディネーショントレーニングの役割です。
2. コーディネーショントレーニングがもたらす4つの効果
特別な筋トレはまだ早いこの時期に、遊びの中でコーディネーショントレーニングを取り入れることで、お子さんにこんな良い影響があります。
効果①：一生ものの「運動センス」の土台ができる
この時期に多種多様な動きを経験すると、脳内にさまざまな神経回路（ネットワーク）が構築されます。その結果、初めて見る動作でも、少し見本を見ただけで**「コツ」を掴みやすくなります**。これが、いわゆる「運動センスが良い子」の正体です。野球だけでなく、他のスポーツにも活きる万能な運動能力が手に入ります。
効果②：技術習得のスピードが格段にアップする
プレゴールデンエイジで土台ができていれば、続くゴールデンエイジでは、見たものをすぐに真似して習得する「即座の習得」能力が最大限に発揮されます。投げる・打つ・走るといった野球の技術を、効率よく、短期間で身につけることができるようになります。
効果③：怪我をしにくい、しなやかな体に
バランス能力や素早い反応能力が鍛えられることで、急な方向転換や、転びそうになった時でも、とっさに体勢を立て直す能力が向上します。これは、野球での衝突や急停止、急発進の際に、怪我を予防することにつながる大切な要素です。
効果④：「できた！」という自信がやる気を育む
体を思い通りに動かせる成功体験が増えると、「自分にもできる！」「もっとやってみたい！」という自己肯定感やチャレンジ精神が育まれます。運動が苦手意識になるのを防ぎ、自発的に運動を楽しむ姿勢、つまり**「自立心」**を養うことができます。
3. BoX Baseballがおすすめするトレーニングのポイント
プレゴールデンエイジのお子さんにとってのコーディネーショントレーニングは、「遊び」そのものです。長時間集中させる必要はありません。
ポイント①：まずは「多様な動き」を経験させる
野球の練習ばかりに偏らず、以下の7つの能力をバランスよく刺激しましょう。
| 伸ばしたい能力 | おすすめの遊び・運動 |
| リズム・バランス | 縄跳び、ケンケンパ、音楽に合わせたダンス |
| 変換・反応 | 鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、じゃんけんダッシュ |
| 定位・識別 | キャッチボール、ボール投げ、ドッジボール、木登り |
| 連結 | 登り棒、平均台、スキップ、様々な走り方 |
ポイント②：親も一緒に楽しむ！
この時期の子どもにとって、最も効果的なのは**「夢中になって遊ぶこと」です。親御さんも一緒に外に出て、「走る・止まる・投げる・捕る・跳ぶ」**といった基本動作が詰まった遊びを楽しみましょう。子どもが自発的に体を動かす環境を作ってあげることが大切です。
BoX Baseballでは、このプレゴールデンエイジの発達段階を考慮した、**「楽しみながら運動能力を伸ばす」**トレーニングを取り入れています。
「うちの子の運動神経、本当にこれで大丈夫？」と不安になる必要はありません。適切な時期に、適切な「刺激」を与えれば、お子さんの能力は必ず開花します！
お子さんの野球人生の基礎を作る大切な今、ぜひ遊びの中にコーディネーショントレーニングを取り入れてみてください！