BoX Baseballでは、単に「形」を教えるのではなく、**「なぜその動きが必要なのか?」という運動原理**を選手自身が理解することを大切にしています。
今回は、BoX Baseball メンバーの中学1年生の選手の事例を元に、**「スイングエネルギーを最大化する軸足の使い方」**について解説します。
一生懸命振っているのに打球が飛ばない。
その原因の多くは、筋力不足ではなく**「力のベクトル(方向)」**のズレにあります。
「壁を押す」動作から見る、力の伝え方
バッティングにおける「パワー」とは、地面から得た力をボールに伝えることです。
これを理解するために、一つ思考実験をしてみましょう。
あなたの目の前に、動かしたい重い「壁」があるとします。
この壁を全力で前に押し出すとき、あなたの体勢はどうなっていますか?
- 地面に対して垂直に立ち、手だけで押す
- 壁に対して斜めに体を預け、足で地面を強く踏む
間違いなく、**「2」の体勢をとるはずです。
人間が前方向(ピッチャー方向)に強い力を発揮したいとき、体は自然と「斜めの構造」**を作ろうとします。
垂直に立った「棒立ち」の状態では、地面を強く押すことができず、その反作用(地面反力)を前に伝えることができないからです。
中学1年生の選手の課題:エネルギーロスの正体
今回、BoX Baseball メンバーの選手のフォームを分析したところ、まさにこの「力のベクトル」に課題がありました。
構えからテイクバックに入った際、キャッチャー側の足(軸足)が地面に対して「垂直」に立ってしまっていたのです。
軸足が垂直に立ってしまうと、以下の現象が起きます。
- 地面反力が逃げる: 地面を押す力が「上」に抜けてしまい、「前(ピッチャー方向)」への推進力に変わらない。
- 上半身頼みのスイング: 下半身の力が使えないため、腕力だけで振ろうとしてドアスイングや力みの原因になる。
どんなにエンジン(身体能力)が大きくても、タイヤ(軸足)が空転していては車は前に進みません。
これが「振っているのに飛ばない」メカニズムです。
解決策:軸足を「傾斜」させて出力を上げる
改善のポイントはシンプルですが、非常に重要です。
「テイクバックの局面で、軸足をわずかにピッチャー方向へ傾けること」
壁を押すときと同じように、軸足を斜めにセットすることで、地面を効率よくグリップできます。
これにより、地面を蹴る力がロスなく骨盤(お尻)の回転、そしてバットスイングへと変換されるようになります。
指導後、この「傾き」を意識しただけで、スイングの音と打球の初速に明らかな変化が生まれました。
BoX Baseballで「理にかなった動き」を身につける
バッティングフォームには「個性」がありますが、効率の良い動きには共通する「原理」があります。
BoX Baseballのスクールでは、感覚的な指導だけでなく、このように**「物理的に理にかなった身体操作」**を、お子様の年齢や理解度に合わせて言語化して伝えています。
「なぜ?」がわかると、野球はもっと面白くなり、上達のスピードも加速します。
- 今の練習方法で合っているのか不安
- 理論に基づいた指導を受けてみたい
- 運動神経と野球IQを同時に高めたい
そうお考えの保護者様、選手は、ぜひ一度BoX Baseballの体験にお越しください。
お子様の身体の中に眠っている「本当のパワー」を引き出すお手伝いをさせていただきます。
【お問い合わせ・無料体験のお申し込み】
BoX Baseballでは、随時スクール生を募集しています。
まずはお子様の今の動きをプロの目で診断させてください。
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