「脇を締めろ」は逆効果?野球少年が劇的に上達する【肩甲骨】の使い方


お子さんのバッティング、なかなか上達しなくて悩んでいませんか?

「もっと脇を締めろ!」と指導されても、なんだかピンとこない。無理に脇を閉じさせようとしても、かえって動きがぎこちなくなってしまって、親子でモヤモヤ…。

もしかしたら、その指導、少しだけ間違っているかもしれません。

脇を締める」というのは、実は理想のバッティングフォームを手に入れた結果、そう見えるだけなんです。

脇を無理に閉じること自体が目的ではありません。

では、どうすればお子さんは自然と「脇の締まった」フォームで、力強くバットを振れるようになるのでしょうか?その秘密は「肩甲骨」にあります。


「脇が開く」本当の原因、ご存じですか?

お子さんがバッティングで「脇が開いてしまう」のは、腕の力だけでバットを引いてしまうことが原因です。

腕だけでテイクバックすると、肩甲骨が上に上がってしまい、肩周りが不自然に開いてしまいます。これが「脇が甘い」と指摘されるフォームです。

このままスイングしてしまうと、バットの軌道が不安定になり、せっかくの力がボールに伝わりません。


お子さんのバッティングを変える魔法の言葉「肩甲骨を使おう」

お子さんのバッティングを劇的に変える鍵は、「肩甲骨から動かす」という感覚を教えてあげることです。

バットを腕で操作するのではなく、背中の肩甲骨を意識して動かすことを教えてあげてください。

正しいテイクバックを身につけるための簡単な練習法をご紹介します。

  1. 構え: まずは、構えたときに肩甲骨を少し下げ、内側に寄せるように意識させます。この姿勢をとるだけで、自然と脇が締まる感覚が分かるはずです。
  2. テイクバック: 腕でバットを引くのではなく、「背中を回す」イメージでテイクバックさせます。右バッターなら、背中を反時計回りに回すような動きです。

この練習を繰り返すことで、肩甲骨が上がることなく、脇の締まった状態をキープしたまま、スムーズなテイクバックができるようになります。


大切なのは「脇を締める」ことではない

お子さんの成長には、「脇を閉じなさい」と結果だけを求めるのではなく、「肩甲骨を使ってごらん」と、正しい体の使い方を教えてあげることが何より大切です。

  • 腕でバットを操作しない
  • 背中や肩甲骨を意識して動かす

この2つのポイントを意識させて練習に取り組んでみてください。お子さんはきっと、今よりもっと力強く、自信に満ちたスイングを身につけられるはずです。

お子さんの成長を、ぜひ一緒に応援してあげてくださいね。


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