「どうしてうちの子は打てないの?」悩む親御さんへ。落合博満氏から学ぶ、小学生でもできるバッティングの秘密


「どうしてうちの子は打てないんだろう?」そう悩むお父さん、お母さんへ

「もっと大きな当たりを打ってほしい」「どうすれば打てるようになるんだろう」

大好きな野球に一生懸命な我が子を応援しながらも、そう悩んでいませんか?

筋力がないから、体が小さいからと諦めてしまう前に、ぜひ試してほしいことがあります。

実は、伝説の三冠王、落合博満氏も、筋力に頼らないバッティングの重要性を説いています。彼の著書『バッティングの理屈』から、私自身も「これならうちの子でもできる!」と学んだ2つのポイントを、皆さんにご紹介します。

1. 捕手側の足の膝は動かさない!

「体重を後ろに残しなさい」と指導されたことはありませんか?

多くの子どもたちは、テイクバックの際に捕手側の足(右打ちなら右足)の膝が外に開いてしまいがちです。これだと、せっかく溜めた力が逃げてしまいます。

落合氏の教えでは、**「捕手側の足の膝を動かさず、内側にぐっと体重を乗せる」**ことが大切。

この意識を持つだけで、下半身の力が効率よくバットに伝わり、力強いスイングができるようになります。体の小さな子でも、この「土台」をしっかり作れば、打球はぐんと伸びるはずです。

2. 投手側の腕を「ぐーっと」伸ばす!

「脇を締めなさい」という指導もよく聞きますよね。

テイクバックの時点では、むしろ**「投手側の腕を伸ばし、ゆったりと大きく構える」**ことが重要です。

これは、バットの重さに負けないための準備運動のようなもの。

無理に脇を締めようとすると、体が窮屈になり、スムーズなスイングができません。

トップの位置で腕を伸ばす余裕を持つことで、力みが取れて、バットが自然な軌道を描くことができます。


大切なのは「正しい準備」

「こんなにシンプルでいいの?」と思うかもしれません。

でも、バッティングで最も大切なのは、実はこの「スイングに入るまでの準備」なんです。

特別な練習器具も、コーチも必要ありません。

次の練習から、お子さんと一緒にこの2つのポイントを確認してみてください。きっと、目に見える変化が起こるはずです。

お子さんの「できた!」という自信あふれる笑顔が、きっと最高の喜びになるはずです。


PAGE TOP